NON BAND / NON BANDⅡ
ニューアルバム 2022年4月27日(水)発売!
テレグラフレコードよりスタジオ作としては40年振りのNEW ALBUMがリリース!
マンガリッツアレコーズからは、初回限定生産アナログLP(ダウンロードコード付き)がリリース
1. Daichi Takasugi feat.ARP,watanabe(FUJIYAMA) - Soraniji no Uta Remix
2. Hazy Sour Cherry - Dance Song
3. 大木 - Zizi in 100th Street Remix
4. NON BAND - My Sweetie in My Hometown (INST)
2020年12月に逝去したドラマー玉垣 満に捧ぐ40年ぶりの2ndアルバム
NON BAND Ⅱに寄せて
ここ数年のノンバンドは、ライブ回数は少ないものの、ロックというならこれが私たちのロック、という感じでテンションを集中させてきた。
行けるかなもうちょっと、と思い、特に言葉に出さなくてもメンバーはそれを共有していたと思う。
この今を録っておきたいね、という話になった。できたら新譜出したいよね。
まずは練習スタジオで、最近の演奏曲をせーので録ろう。
あ、ソラニジもノンバンドでやってみたいんだけど。あとこんな曲もあるんでセッションしてみたい。
そんな録音を聴いて、ここはこうしたいねとかここにこんな音を入れたいな、この部分はコーラス足そう、
その間~その後、ドイツのデトレフが驚くほど鮮やかに音を立ち上げてくれて、
「『おはよう』で玉垣くんさ、ドラムずれてんじゃん」「ノンちゃんずれてんの好きだと思って」
なんなんでしょうね。
NON
NON BANDとの作業はとても楽しかった。
最近ではほとんど聴くことができなくなった、
彼らのエネルギッシュで荒々しいサウンドが気に入っている。
このアルバムでの私の役目は、
パンクロックとクラウトロックを現代的にうまく融合させることだった。
何しろ今の時代の音楽は、
すべてがあたかもアイロンをかけたように完全かつなめらか、
しかも何より同じ音でなければならないから、
彼らのようなプリミティヴな力が欠けているんだよ!
Detlef Funder (mastering engineer)
NON BAND / NON BANDⅡ
アルバムカバーは逆柱 いみり先生!
CD
品番:TGC-040
定価:¥2500(本体:¥2273)
JAN:4571285922401
発売元:Telegraph Records
LP (Limited Edition)
ダウンロードコード付き
品番:MAR-001
定価:¥4180(本体:¥3800)
JAN:4571285926010
発売元:Mangalitza Records
NON BAND Ⅱ
今の時代と向き合いながら、自分達のサウンドと自分自身を思い切り表現する、ステキです!! イキイキと生き物のような、例えるならムーミン谷の住人たちのようなサウンドは、でも夢物語ではなく(ムーミンがそうであるように)、闘ってもいるように思います。 とにかく楽しい。それがまずある。(遠藤妙子)
先日送られてきたNON BANDの新作『NON BAND Ⅱ』が予想を遥かに上回る素晴らしさで、何度も繰り返し聴いている。手元にあるのは音源データだけで詳細情報は不明だが、12月にテレグラフから出るらしい。40年前にライヴも何度か観たが、今の方が好き。いい歳のとり方をしたと思う。(松山晋也)
私も当時、NON BANDを生で何度も見ております。で、40年が過ぎ、NONさんの声の震えの襞(ひだ)には何重にも経験の層が折り込まれました。でも、その声と歌詞には、ポエトリーリーディングのように聞こえながらも、ときどき、装飾されていないストリートの叫びみたいな言葉が入ってきてハッとさせられます。これは昔とまったく変わらない。まさしくNON BAND。世界にたったひとつのBAND。それから、ドラムがすっとぼけた味を出していていいです。合掌。(野々村文宏)
NON BANDは41年前に名作『都市通信』で姿を現してから、圧倒的なビートと声の音楽だった。それさえあれば、音楽がどれほどの年月の経過による風化にも耐えられることを実証しようとするかのような大胆なあり方は、ここへきてかくも美しく結晶化された。NON BANDさえあれば、私たちも幾多の苦しみをはねつけて耐え抜くことができるんじゃないだろうか。(澁谷浩次)
40年後の「いくわよ」は純度最高!すべての表現やスタイルやカッコ良さの縛りから解き放たれて昇華された呪術的グルーヴと無心な歌の数々はおっさん・おばさんにとって道標(心の支え)になるに違いないが、若い世代にこそ聴いて欲しいな。(林原聡太)
ポップな呪詛とダークな祝祭が絡まり合い、ゆらゆらと浮遊してるかと思いきや的確に突き刺さってくる。「結成〇年」、「40年ぶり」、なんて言葉がどうでもよくなるような生まれたての刺激。しかも強烈なやつ。[Tsuneglam Sam(YOUNG PARISIAN/Vo)]
Hi~ NONちゃん、40年ぶりNONバンド2ndアルバム 聴きました!驚いた!すっごく良かった!~タフで揺るがないNONちゃんの歌とベース~と、その回りで音を奏でる三人も素晴らしい!とにもかくにも~AWESOME!!!いま これが聴けて良かった! PS ベース・・ト―ンもプレイもサイコ―!!✌️ (レック)
一足先に聴かせていただいた"NON BAND Ⅱ"。
現場ではお馴染みの曲の、ビートやグルーブや声を幾度も繰り返し味わっていたら、いきなり「大きな歌」が立ち現れていることに気付き、激しく動揺した。そして自分の無明を恥じた。その孕むものについて必ず語りあわなくてはなるまい。まずはみなさんに手にとっていただいてからだが。(佐藤幸雄)
ドンという音が前方にありそれは横にどんどん広がって空気に溶けながら気がつくとその音は後ろにも回り込んでいてなにか薄いバリアーに包まれたような感覚になる。聴いてる側は気がつくとその中にいる。時に不穏だったり優しいベースラインやフリーなドラムの独特なグルーヴ。ギターがバイオリンがアコーディオンの音が私の足を5cmくらい地面から浮かせる。ここ数年間のライブを観て思った。「NON BANDは解散しないんだよね。タイミングが合えばいつでもやるよ。」とNONさんと初めて会った時に言われた事を。ライブだけではなく今回のアルバムを聴いて長い休止の間もメンバーそれぞれのアップ・デートが急にではなく常にされていた事を感じました。「素晴らしい」と平凡な言葉ですが言わせてもらいます。(高杉大地)
お世辞ではなく、最新録音の本作が最も素晴らしい。 R.I.P玉垣さん・・・。
NON BANDを最初に見たのは吉祥寺マイナーだったかな? ファーストアルバムは、当時周りが凄いって大騒ぎしていたPIL「フラワーズ・オブ・ロマンス」なんかと比べてもずっと好きだったけど、そういった思い入れや音楽史の話が無意味になるほど、このアルバム「NON BANDⅡ 」には感動的にリアルなイイ音が詰まっている。
純度300%の奇跡とでもいうべきか、それは天空の音楽のような、原始のビートでもあり、進化したパンクロックでもあり、 アートロックの自由な世界なのだ。 まだまだ我々は、音楽の力を信じることができるだろう。(サミー前田)
10代の頃、COLDJACKというバンドで吉祥寺マイナーに出演した時のリハーサル。
何故かハイキックの練習をしている小柄な女性がいた。
暫くするとその女性がベースを抱え、ハスキーなハイトーンで歌い出した。それがノンさんだった。本番前、各バンドが屋上で待機している時、うちのギターが「 Here Comes The Sun」を爪弾いているとノンさんが綺麗な声で歌い出した。吉祥寺の夕空の下、素敵な光景だった。(辺見雅則 SHOCKLINE)
俺が初めてNON BANDの音を聴いたのは遅くて、2007年に再発があった時。
1stアルバム『NON BAND』のオリジナル・リリースから25年も経っていながら、
まったく古びない、奔放で豊饒な世界にシビレました。その07年からでも既に14年過ぎているが、ここになんと2ndアルバムが登場。ベース兼ヴォーカルにヴァイオリン(ギターも)とドラムという摩訶不思議な編成は、今やアコーディオンも加わって更に不思議な、そして自由なアンサンブルを展開する。『NON BAND』から40年近く経っているのに、自由さもみずみずしさも毒気も失われていないことに驚いた...けど、実際には驚くにはあたらないのかも知れない。だってNON BANDだから。カッコいいのでみんな聴くとイイですよ。(大越よしはる/ライター)
なんて素晴らしい話なんだろう。NON BANDの代名詞とも言えるアルバムのデビューから40年(1982年にテレグラフレコードから発売され、2017年にTALから再発されたものです) ノンバンドは、誰も予想しなかったセカンドアルバムを携えてやってきました。2017年4月、NON BANDが東京で行ったライブを僕はよく覚えている。デビュー・アルバムからの曲と、1982年の作品と同様に生命力に溢れたユニークなサウンドの超新曲を演奏したのだ。新譜のプロダクションは、ライブのエネルギーと彼らの曲作りの自発性を捉えているようだ。このユニークなアルバム、幸運を祈る。
(TAL/シュテファン・シュナイダー )
実に多くの苦難があった。
もう越すことのできない山なのかとも感じられた。
それでも、多くの人達の無私の助力と、海の彼方からの力強いサポートもあって、
奇跡のようなアルバムができあがった。
40年前のファーストアルバムのように、絶えることのない光を放って、
末永く聞き継がれていくことを願わずにいられない。(地引雄一/テレグラフレコード )